第1回 実務講座
~受身的キーパーソンから能動的キーパーソンへの拡がりと展望~
【講座趣旨】
「年はとったが、まだわかる・できる」という高齢者は少なくありません。しかし、世の中は、高齢者にキーパーソンや代理人を立てるよう求めてきます。なるほど、「終活」と称し、「身元保証」や「後見人」の役割を引き受けるサービスが急増しているわけです。
このように考えると、従来のキーパーソンは、必ずしも高齢者のためではないかもしれません。キーパーソン次第で、高齢者の生活や人生が変わります。誰にも訪れる高齢期、高齢者のキーパーソンの在り方について、一緒に考えてみてはいかがでしょうか?
【講座の特徴】
病院などからの求めに応じるだけでなく、本人の夢・希望・可能性を引き出し実現するキーパーソンのあり様を、一緒に探究しましょう。
ジェロントロジー(老年学)の理論を踏まえ、「高齢者のお金と不動産」、「認知症・がんの医療と介護」、「葬儀と遺言」、「本人の生活の質を高める視点と各種契約」に関し、本人のために、キーパーソンとしてどのように振舞うのかなるのかを学びます。
多くの事例をもとにした専門家や他の受講者との意見交換も楽しみです。ご家族のため、ご自分のため、お仕事にお役立てください。
【講師】
一般社団法人後見の杜代表
NPO法人人生まるごと支援理事長
全4回
2025年 第1回:9月7日(日)
第2回:9月21日(日)
第3回:10月5日(日)
第4回:10月19日(日)
10名(申込順)
【対象者条件】●初めての受講申し込者であること●財団支援・助成金申請書の提出をした方●受講申込後1週間以内に指定課題の提出があり承認された方
【助成額】
実務講座 220,000円 ⇒ 22,000円
(財団支援・助成対象額 198,000円)
【課題】
自らの体験や事例として、ケアの現場、家族や身近な人の医療・介護に関わるなかで「もっと何かできないのか、できなかったのか」等、自分がキーパーソンであったらどのように考えるかをまとめる。(A4・2枚程度)
【課題例】
A あれでよかったのかな? 振り返り編
B これでいいのかな? 現在進行編
C こうすればこうなる! 未来志向編
【以下のページを参照してください】
「指定課題」の書き方と申請書類
一柳ウェルビーイングライフ 公式ホームページから
実務講座申込フォーム
基礎講座/実務講座 同時申込
受講料のお振込み口座は受講申込後ご案内します。※助成金申請者は合否判定後のお振込みとなります。
高齢者のご家族、医療・介護関係者、相談窓口等に従事されている方、その他
2025年8月20日
一般財団法人 一柳ウェルビーイングライフ電話番号:03-5422-3957(お問い合わせ受付:平日10時から16時まで)Eメール:mail@iwbl.org担当:西田(ニシダ)
【高齢者のキーパーソンたる知識と技術】
高齢者のキーパーソンとして必要な知識と技術を体得します。講座で扱う事例学術的研究成果 当事者の声は 他類なく参考になるでしょう。
第1回 9月7日(日)
高齢者のお金と不動産について
①銀行、保険会社、証券会社とのやり取り
75歳以上になると、「お金を何に使うのか」と聞いてくる銀行は少なくありません。これに対し、多くの高齢者は、「失礼だ」と憤慨します。体が不自由な老親の代わりに家族が窓口に行っても、「本人を連れて来てください」、「後見人をつけてください」といわれ当惑するキーパーソンは少なくありません。事例を踏まえ、本人の残存能力を活用した、定期預金の解約、紛失したカードの再発行、保険会社や証券会社とのやり取りを学びます。
②本人の不動産をめぐる諸課題と対策
最期まで自宅に住みたいという高齢者は多いですが、ゴミ屋敷になってしまう場合も少なくありません。自宅を担保に生活資金を貸すリバースモーゲージ、子が実家の権利を事実上獲得する実家信託、家を売った人から借り戻すリースバックなど、いろいろな商品が高齢者の不動産を取り囲んでいます。賃貸の場合の保証人問題も含め 事例を踏まえ、高齢者の不動産をめぐる諸課題と対策について学びます。
第2回 9月21日(日)
認知症・がんの医療と介護について
①認知症高齢者の医療と介護
認知症だからと一括りにしていませんか?キーパーソンとしては 「認知症だけど…」という逆説的態度で関わって頂きたいものです。認知症高齢者に関しては、医師および介護関係者とのやり取りが必須です。在宅のキーとなるケアマネジャーは 所属や母職種によりプランが変わります 施設選びにあっては入居者の民度、職員の離職率などが、本人に合った施設選びのポイントとなるでしょう。認知症の専門医を交え、認知症高齢者の医療 介護 生活を深堀します。
②がん患者の医療と介護
キーパーソンは、本人が亡くなることを前提に関わります。したがって、死は通過点に過ぎませんが、余命宣告を受けた本人が どのような医療や介護を希望し、又は希望しないのか どこでどのような最期を迎えたいのか、それまでにしておきたいことは何かなどを、都度確認ないし探索することになります。緊張しますが、専門医と一緒に、事例やエピソードを踏まえ、がん患者の終末期について学びましょう。
第3回 10月5日(日)
葬儀と遺言について
①葬儀、お墓、供養
喪主やご本人のニーズに合わせ、葬儀業界は様々なメニューを用意しています。その中から故人に合った葬儀を選び実行するにはどうしたらよいのでしょう。お墓に入るのではなく海や土への散骨を希望する方もいます。墓を閉じるにしても、具体的な手続きや費用を知らない人は少なくありません。最近の葬送業界の傾向(裏事情 を含め、誰にも必ず訪れる葬儀、お墓、供養の準備と実務を学びます。
②遺言の書き方
遺言がブームになっているようです。遺言には、何を、誰に渡すかを書く必要がありますが、どうしてそのようにしたかという経緯や気持ちまでを書くと味わいのある遺言になります。強引に書かせた遺言、判断能力がない時に書いた遺言は無効になることもあります。遺言の執行者を書かないと裁判所での手続きが発生します。この講座では、自分で書く自筆証書遺言と公証人が書く公正証書遺言の事例を踏まえ、遺言に関する適切な考え方と実務を学びます。
第4回 10月19日(日)
本人の生活の質を高める視点と各種契約
①在宅生活、地域生活、人間関係の充実
ご自宅で、ふとした心の安寧を感じる時を演出しましょう。半径500メートル前後といわれる高齢者の生活圏にある美容院、スーパー、その他に用事をもって出かけることで、「地域生活者としての自負」を維持することができます。高齢者を取り巻く家族・兄弟姉妹・親戚、友達・知人、ヘルパー・ケアマネ・主治医などとの関係を良好にする工夫もしてみましょう。この講座では、本人の生活の質を高める素朴なアイディアを学びます。
②責任をもって引き受ける約束事の取りまとめ方
介護保険などでカバーされない部分は、 見守り契約 や お世話契約 で対応します。足腰が弱くなってからの代理代行は、 財産管理委任契約 を通して約束します。認知症になってからのお金、不動産、介護、医療、税金、その他の代理代行は 任意後見契約 で約束します。この講座では、誰に、何を、いくらで頼むか、逆に言えば、誰から、何を、いくらで頼まれるか、その契約や解約方法について、具体的に学びます。
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担当:西田