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人生という物語を自ら創る
人生は、たくさんの物語が集まった長編小説のようだ、とあるノンフィクション作家は語っています。
100人いれば100通りの人間ドラマが繰り広げられているのです。
誰でもが、それまで生きてきた道のりを振り返れば、多彩な物語──悲哀が漂ったり、喜びに満ちたり、波乱万丈であったり──があったことに気づきます。
そして、物語は、まだ終わらずに、これからも続いていきます。
たとえ、これまでの物語が悲しみやつらさに覆われていても、これからの物語は、自らの想いと行動で創り変えることができるのです。
私にとっての幸せとは何だろうか、どのように生きていけばよいのか…
不安に覆われ、先がみえない現代社会の中で、誰でもが幸せになりたい、自分らしく生きたいと思うものです。
それを考えるためには、「終わりからはじまるQOL」の視点が重要です。
人は、保守的で、「変わる・変える」ことに臆病な傾向があり、これまでと違った生き方や生活を真剣に考えることも「いずれ」と先延ばししてしまうものです。
でも、人は誰でも有限な生なのです。その終わりから目をそむけずに、限られたときのなかで、どう生きるか、真剣に考えるようになるのです。
最期まで自分らしく、納得のゆく人生をおくるためには、それなりの覚悟が必要です。
ときには「諦める」気持ちにもなりますが、「明らめる」ことをおすすめしたいと思います。
等身大の自分をみすえて、変えられない事実を受け容れる勇気、そして変えられることは変える勇気をもつ─それが明らかになるということです。
また、自らの心と向き合うとともに、人とつながることを大事にしたいと思います。
人は、ひとりでは良く生きることがむずかしいのです。多様な人たちとつながることで、生きるパワーと気づきを得ることができるのだと思います。
一人ひとりが「終わりからはじまるQOL」を認識して、その人にとって「よい人生」を創ること──そのためにつながる場や交流、
人を育てることなど、「最期までよりよく生きる」社会の実現をめざしたいと思っています。

一柳 弘子

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